平出章商店について
HIRAIDEはサスティナブル経営を目指しています。サスティナブル経営とは持続可能な経営のことで元来は顧客の信頼を得て存続し続けるという意味でした。ですが今では地球環境の保護のための活動としてとらえられるようになっています。地球環境が損なわれたら人々の生活を維持することができなくなるためそうならないような活動を社会全体として企業が取り組んでいくべきという考え方に基づいています。
2015年に国連でSDGsが採択され持続可能な開発目標として17の大きな目標が掲げられました。地球規模の大きな目標ですがHIRAIDEとしても何かできることがあるはずだと考え経営に落とし込んでいくべく取り組みを始めました。お菓子の材料問屋として17の目標のうち次の目標に着目しています。
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
平出章商店では、SDGs活動に取り組むにあたりSDGs委員会を発足しました。SDGs委員会では、まず最初に社内でSDGsに関する知識を深めるために、現状を知ることからスタート。世界環境の今についてを調べています。
今後はこれをきっかけに、当社が取り組める具体的な活動についての検討を行い、具現化していきます。
SDGs委員会発足1年目は、「SDGsについて学び、情報発信し、社内への浸透を進めます」をテーマに活動をしました。委員メンバーはSDGs関連の本を読んだり、地球の環境問題などについて調べたりしながら、SDGs通信やホームページ、経営方針発表会の委員会発表などを通じて情報発信してきました。
そしてSDGsへの理解が深まる中で、すでに以前から会社で行っていたことが持続可能な社会のために役立っていると改めて認識できたこともあります。例えば、太陽光パネル設置やLED電球・エコカーの使用、障がい者施設からの環境にやさしい素材のトイレットペーパーの購入、弊社封筒のベジタブルインクの使用、地元の農産物を使った商品開発などです。
また、新たに始めたことや進めていることもあります。プラゴミ問題については、焼却処分されていた事業系プラゴミを再生処理に出すようにした他、使い捨てのスプーンの使用を止めたり、クリアファイルのリユースをしたりするようになりました。
食品ロスについては、宴会では残さず食べることをアナウンスするようにしたり、オイスカ高校様にご協力頂き賞味期限切れ商品を堆肥として有効活用できないか試したりしています。(毎週賞味期限調査を行っていますが、やむを得ず期限が切れてしまったものを有効活用する方法を探っています。)また障がい者支援として、障がい者施設に一部社員の名刺の作成をお願いするようになりました。それからエシカルな商品として、ピュラトスジャパンのカカオトレース製品やサラヤのヤシノミ洗剤、シンギのバイオマスレジ袋などの販売も行っています。
この1年で徐々にSDGsの意識が社内に浸透し、社員一人一人の行動も環境や人・社会、地域のことを考えたものに少しずつ変わってきているように感じます。
社内への情報共有のため委員会メンバーが交代でSDGsに関する世界の現状や17の目標について調べて発信します。新人の藤田、業務部の御手洗が中心となって頑張っています。第一号は『目標14 海の豊かさを守ろう』をテーマに現状を調べました。今話題となっているマイクロプラスチックもこの目標に絡んできています。
第二号は『目標15 陸の豊かさを』をテーマに、第三号は『目標12 つくる責任、つかう責任』から食品ロスについてを調べています。第四号は『当社の取り扱いメーカーの取り組みでもあるカカオについてとエシカル消費』についてです。